社会への貢献

KEKの推進する研究は、真理の追求を目的に行われる「基礎科学」です。
基礎科学から生まれる成果は、いわば人類の知的財産。基礎科学における発見や検証、発明は知の飛躍をもたらします。
さらに、その研究成果や研究から生まれる先端技術は、イノベーションによる新しい価値創造を促進し、直接的・間接的に社会の発展に寄与しています。

加速器科学の応用

20世紀以来、科学はめざましい進歩を遂げています。その原動力の一つが加速器です。
電子の発見が、現在の私たちの生活を一変させたように、科学の新発見は私たちのものの見方や暮らしを変革する大きな可能性を秘めています。例えば、より短いパルスの放射光で生命現象のダイナミクスをとらえることは、命の不思議を探り、病気の早期発見や治療につながります。

KEKでは、ミクロの世界を探って、素粒子の正体をつきとめ、自然を成り立たせている法則を次々に明らかにしてきました。そして、これらの研究から蓄積された知見が、他分野での応用に活かされるような取組みを行っています。

加速器技術の展開

研究の成果を上げるためには、継続的に加速器の技術開発を行い、性能を向上させることが必要です。そのために、多種多様な超精密部品がつくられ、それらを組み合わせた最先端の装置や、制御するための技術が開発されて来ました。これらの研究開発から生まれた技術は、新素材の開発や強化、表面処理などの工業技術から、がん等難病の診断・治療まで、様々な分野に展開され活用されています。

KEKは、研究開発から生まれるこうした技術が、より広く効果的に活用されるような取組みを行っています。

先端加速器科学技術推進協議会

2008年6月に設立された「先端加速器科学技術推進協議会」は、産学官政の連携により、次世代の加速器科学を担う技術開発を推進するための組織です。 従来行ってきた現場担当者や研究者レベルでの様々な連携や協力、情報交換に加え、企業のトップレベルや有識者も含めた体制で加速器開発に必要となる技術開発を推進します。

国際リニアコライダーを中核モデルケースと定め、技術面のみならず、知的財産の取扱いや組織のガバナンスの検討、広報活動の実施等、様々な活動を展開しています。 KEKは山内正則機構長が理事として参加しており、科学と技術の両面から協議会の活動に貢献しています。

史料室

KEKの歴史に関する資料(主に研究者から寄贈・寄託された学術資料)を収集・整理・保存しています。所蔵する資料の利用に関しては、史料室利用要項(PDF)をご確認ください。その他、ご質問等あればお気軽にお問い合わせください。

図書室

カウンターで外来者図書利用申請書にご記入ください。 必要資料が利用できない状態の場合もありますので、事前にご連絡の上、来室されることをお勧めします。

KEKキャラバン

「お届けします、科学に夢中。」のキャッチフレーズのもと、全国津々浦々の学校や各種団体等へ、KEKの研究者や職員を講師として派遣するプロジェクトです。
2010年4月より開始し、これまでに学校の先生方の研究会や研修会等における講師や、日曜親子教室などの学校の児童・生徒とその保護者向けの体験授業として、また、各地方自治体が運営する教育センター主催プログラムの講師や市民講座の講師としても職員を派遣しました。

小学生向けのイベントから大人向けの講演会まで幅広くお申し込みいただけます。

科学 × 音楽

職員の文化活動の一環として「KEKコンサート」と題した音楽会を定期的に行っています。また同時に文化活動を通じて地域との交流を促進するため、機構外の一般の方々にも公開しています。

さらに「科学と音楽の響宴」と題した、専門の科学者による科学に関する分かりやすい講演と、音楽コンサートを組み合わせた、一般の方々に科学をより身近に感じてもらうためのレクチャー&コンサートを年に1度開催しています。