先端加速器の推進
加速器科学は、ミクロの世界の基礎法則の解明を先導し、20世紀のめざましい科学の進展に大きく貢献してきました。 近年、加速器の果たす役割は多様化し、 物質構造・生命といったマクロ現象の究明や、基礎科学の分野を超えた、医療・産業応用など、幅広い分野で活躍し始めています。 今後、量子ビーム利用の促進 とともに、加速器の活用の重要性はますます高まっています。
KEKでは、新しい科学技術の展開として、加速器ビームの「エネルギー増強」「強度増大」「時間分解能向上」「コヒーレント性向上」を目標にかかげ、それぞれの性能を実現する”先端加速器”の開発に力を注いでいます。