KEK公開講座「生物学におけるクライオ電子顕微鏡」のお知らせ

   

KEK公開講座「生物学におけるクライオ電子顕微鏡」を6月29日(土)、KEKつくばキャンパスで開催します。 この講座は、高エネルギー加速器研究機構の研究で蓄積された知見や加速器科学について一般の方に広く紹介し、興味や関心を持っていただくことを目的に年2回実施しているものです。

講演の内容

講義1「生き物の『部品の形』と『働く仕組み』」

講師 千田 俊哉 KEK物質構造科学研究所 構造生物学研究センター センター長、教授

生き物は、目に見えないほど小さい部品が組み合わさって作られています。それらの部品について、どのような形をしているかを知ることができれば、どのように働くかを知るヒントを得ることができます。生き物の部品が働く仕組みがわかれば、生命とは何であるかという謎にせまることができるだけでなく、薬を設計したり、病気の治療法を開発したりすることができるかもしれません。

生き物の部品の形を明らかにするには、X線を使う方法、電子顕微鏡を使う方法、磁場を使う方法など、様々な方法があり、それぞれの方法が長所と短所を補いあう形で現代の生物学の研究が進められています。本セミナーでは、X線を使って生き物の部品の形を明らかにする方法について、簡単な原理や特徴を解説し、その結果に基づく生命科学研究についてわかりやすく説明します。

講義2「クライオ電子顕微鏡で生体分子の形を明らかにする」

講師 安達 成彦 KEK物質構造科学研究所 構造生物学研究センター 特別助教

生き物はDNAやタンパク質などの物質から作られており、DNAは生き物の設計図、タンパク質はさまざまな反応を担う実行部隊であることが知られています。タンパク質の形を明らかにできれば、生き物がどのようにしてDNAに書き込まれた情報を読み出して生きているかという、仕組みに迫ることができます。しかし、タンパク質は単独で存在するのではなく、様々な種類のタンパク質が集まった「複合体」として存在しているため、X線を使った方法では、形を知ることが難しい場合が多々あります。

近年、クライオ電子顕微鏡と呼ばれる装置を使って、タンパク質の形を明らかにする方法が開発されました。本セミナーでは、その簡単な原理や特徴、最新の成果についてわかりやすく説明します。

開催概要

日時 2019年6月29日(土) 13:30~16:00 (開場13:00)
会場 KEKつくばキャンパス 研究本館 小林ホール
(〒305-0801 茨城県つくば市大穂1-1)
※無料駐車場あり
対象 中学生以上
定員 200名(先着順 / 要申込み / 参加無料)
申し込み〆切 受付期間は5月7日(火)から、6月20日(木)23:59まで
申し込み方法 ハガキ、Faxまたはこちらの申し込みページから
問い合せ先 広報室
TEL:029-879-6047
FAX:029-879-6049
メール:kouza@kek.jp
主催 高エネルギー加速器研究機構(KEK)
後援 茨城県教育委員会、つくば市教育委員会

プログラム

時間 内容
12:00 受付開始
13:00 小林ホール開場/入場開始
13:30 - 14:45 講演1:「生き物の『部品の形』と『働く仕組み』」
講師1:千田俊哉(KEK物質構造科学研究所・構造生物学研究センター・センター長・教授)
14:45 - 16:00 講演2:「クライオ電子顕微鏡で生体分子の形を明らかにする」
講師2:安達成彦(KEK物質構造科学研究所・構造生物学研究センター・特別助教)
16:00 終了予定

事前申し込み

交通案内

無料送迎バス:つくば駅A1出口前~KEK

【往路】便名 つくば駅A1出口前(発) KEK小林ホール前(着)
1 12:00 12:20
2 12:30 12:50
3 13:00 13:20
【復路】便名 KEK小林ホール前(発) つくば駅A1出口前(着)
1 16:15 16:35

路線バス・つくバス

※KEKインフォメーションセンターにて受付の後、ご入構下さい。

お車でお越しの方

※KEKインフォメーションセンターにて受付の後、ご入構下さい。

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