中国科学院の施設財務担当局長一行がKEKを訪問

   

中国で最も権威ある科学行政組織である中国科学院(CAS)の施設財務担当局長Zheng Xiaonian(郑晓年)氏、中国科学院高能物理研究所(IHEP)副所長のQin Qing(秦庆)氏ら4人が7月9日、KEKつくばキャンパスを訪問しました。

中国科学院の施設財務担当局長一行とKEK関係者

IHEPは中国最大の素粒子物理学の研究所で、北京電子陽電子衝突型加速器II(BEPCII)、中国核破砕中性子源(CSNS)、北京先端フォトンソース(BAPS)、大亜湾(Daya Bay)ニュートリノ実験などの様々なプロジェクトを推進しているほか、KEKがホストする国際実験Belle II実験、COMET実験などにも参画しています。

KEK理事の幅淳二氏は、IHEPとKEKとのこれまでの深い関わりについて触れながらあいさつし、一行を歓迎。電子と陽電子の初衝突を観測したばかりのSuperKEKBプロジェクトでは、Belle II測定器の研究に約40人の中国からの研究者が協力していることや、次世代ニュートリノ実験装置として提案されているハイパーカミオカンデ実験など、KEKが関わるプロジェクトの最新の状況を説明しました。

Zheng局長は、中国国内には17の加速器関連の研究施設があり、建設中の施設は9か所あるとし、「CASとしても、それぞれのプロジェクトにおいて、KEKと今後より深い協力関係を築いていきたい」と話していました。その後一行は、Belle II測定器のある筑波実験棟、放射光科学研究施設、国際リニアコライダー計画の実現のための超伝導リニアック試験施設棟(STF)を視察しました。

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