春のキャンパス公開を行いました

   

KEKつくばキャンパスでは4月21日(土)、巨大な実験施設「Bファクトリー」と「フォトンファクトリー」を間近に見ることができる見学ツアーなどを行う春のキャンパス公開を実施しました。全国の研究機関や大学で、各種科学技術に関するイベントなどを実施する「第59回科学技術週間」の一環です。

キャンパス公開では、宇宙初期に起こったはずの極めて稀な現象を再現し、未知の粒子や力の性質を明らかにするBelle II測定器と、加速器から発生する明るく波長の短い光「放射光」で、物質や生命を原子のスケールで観察するフォトンファクトリー(PF)の見学ツアーを行いました。Belle II測定器では、数年にわたるアップグレードを終え、加速器に組み込まれ本格稼働間近の測定器を背景に、来場者が記念撮影をしていました。PFでは、放射光を活用した身近な実用例の説明に多くの人が熱心に聞き入り、技術的な質問をする来場者も見られました。

Belle II測定器の見学ツアー

フォトンファクトリーの見学ツアー

また、今年は初めての試みとして、素粒子を擬人化したキャラクター「素粒子男子~パーティクルボーイズ~」のネイルコーナーも開設。特に、親子連れや女性の来場者に喜ばれました。

初登場、素粒子男子のネイルコーナー

お茶を飲んだりお菓子を食べたりしながら気軽に科学の話を聞くことができる「サイエンスカフェ」も3講座開催。はじめに「宇宙の謎に迫るタイムマシン~ILC~」と題し、国際リニアコライダー(ILC)の測定器開発に携わる総合研究大学院大学の青木優美さんが、素粒子の基礎的な知識や、ILCの実験で分かると言われていることについて解説。次に、KEK物質構造科学研究所酒巻真粧子助教が、「光をつくる磁石、磁石を見る光」と題して、自身の研究テーマである磁性薄膜についてわかりやすく話しました。また、KEK広報室の髙橋将太さんが「初衝突だヨ!全員集合!!」と題し、今春本格的に動き出したSuperKEKBプロジェクトでいよいよ間近に控えた、電子と陽電子ビームの初衝突の状況について、最新の情報を紹介しました。カフェは立ち見が出るほどの満席で、来場者は興味深そうに聞いたり、質問をしたりしていました。

ほかにも、液体窒素で冷やした超伝導体が磁石のレールを滑走する超伝導コースターの実演が行われ、家族連れの方などに好評でした。

各回大好評だったサイエンス・カフェ

子どもに大人気、超伝導コースター実演

21日は438名の方が来場、科学技術週間期間中の4月16日から22日までの見学者数と合わせて、全体で554名にご見学いただきました。恒例の一般公開は9月2日に開かれます。 また、KEKサイエンスカフェは毎週金曜日夜にBiViつくばでも開催しています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

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