ニュートリノ先進測定技術開発研究

   

物理学の更なる謎への挑戦のため、超精密測定を可能とする10万tの液体アルゴン(Ar)を用いた検出装置LAr TPC(Liquid Argon Time Projection Chamber)の開発研究を行っています。

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目的・ビジョン

10万tのLAr TPCを実現することにより、レプトンにおけるCP対称性の破れの探索等、ニュートリノ振動のより精密な測定が可能となり、さらには、核子崩壊探索研究への活用により大統一理論解明の手掛かりを得ることが期待されます。

概要

ニュートリノ物理学研究グループと連携して、ニュートリノの謎に迫る研究を行っています。特にレプトンのCP対称性を調べ、物質優勢宇宙の創成の謎を解明するため必要となる巨大液体アルゴン三次元飛跡検出装置の開発研究を行っています。

同検出装置を大強度陽子加速器施設(J-PARC)から658km離れた隠岐の島に設置した場合の測定感度等の検討が行われています。又、同検出装置は、ニュートリノ研究のみならず大統一理論解明の足掛かりとなる核子崩壊探索研究への活用も期待されています。

関連する研究グループ

T2K Collaboration http://jnusrv01.kek.jp/public/t2k/index.php
ニュートリノ物理学研究 https://www.kek.jp/ja/Research/IPNS/T2K/

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