【10月16日開催】紫綬褒章 受章記念講演会「君たちに贈る僕たちの研究のはなし」

2016年09月16日

2016年9月16日

2016年度春の紫綬褒章を受賞した16人の中に、筑波研究学園都市に研究活動の拠点を置く研究者が二人、含まれていました。一人は筑波大学で学び、長らくアメリカで研究活動を送ったのちに、2010年に母校に戻り、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)機構長として今も精力的に睡眠・覚醒の謎を解明する研究に取り組む柳沢正史教授。もう一人は、自由学園に学び、長らく高エネルギー加速器研究機構(KEK)にて、超伝導技術開発を通して粒子加速器・素粒子物理分野の進展に大きく貢献し、国際的にも、欧州合同原子核研究機構(CERN)、米国・NASA等との協力を通して、エネルギーフロンティア粒子加速器・素粒子実験、宇宙観測実験で、要となる超伝導技術開発を先導してきた山本明名誉教授。本講演会では、筑波研究学園都市を起点に研究活動を始めた二人の研究者が、これまで究めてきた世界水準の科学研究の世界を、研究者としての歩みを軸にお話しします。また、高校生や大学生、大学院生も交え、研究における独創性について対談します。みなさまのご参加をお待ちしております。

【講演会概要】
日 時:10月16日(日)14:00 〜 16:30
    開場は13:30
会 場:つくば国際会議場/エポカルつくば
    2階/中ホール200
    つくば市竹園2-20-3/TEL:029-861-0001
講 師:柳沢正史(筑波大学教授/WPI-IIIS機構長)
    講演タイトル「つくばが生み、米国が育てた科学者」 
    山本 明(高エネルギー加速器研究機構名誉教授)
    講演タイトル「宇宙への憧れ、つくばで育てた夢...出来る事は、きっとある!」
参 加:参加費は無料ですが、事前申込みをお願いします
    申込フォームはこちら
定 員:200人(申込先着順で定員になり次第締め切らせていただきます)
主 催:筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)
    高エネルギー加速器研究機構(KEK)
共 催:筑波大学
協 力:筑波大学GFEST
問合せ:筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)
    
    高エネルギー加速器研究機構(KEK)広報室
    

【プログラム】
14:00 筑波大学医学フィルハーモニー有志による弦楽合奏
14:10 挨拶:永田恭介(筑波大学学長)/山内正則(KEK機構長)
14:20 講演:「つくばが生み、米国が育てた科学者」(柳沢正史)
        「宇宙への憧れ、つくばで育てた夢...出来る事は、きっとある!」(山本明)
15:20 休憩
15:35 パネルディスカッション
16:25 閉会挨拶

【ゲストプロフィール】
柳沢正史〈やなぎさわ まさし〉1960年東京生まれ。筑波大学医学専門学群・大学院博士課程修了。米国科学アカデミー正会員。大学院在学中の1987年に血管制御因子エンドセリンを、1998年に睡眠・覚醒を制御するオレキシンを発見。1991 年に渡米し、テキサス大学サウスウェスタン医学センター教授兼ハワード・ヒューズ医学研究所研究員として20年以上にわたり活躍。2010年に最先端研究開発支援プログラム(FIRST)に採択されたことを受け、母校に研究室を開設。2012年には世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)に採択され、国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)を設立、機構長に就任した。睡眠・覚醒の謎を解明するべく世界を舞台に日々奮闘中。趣味はフルート演奏。筑波大学医学フィルハーモニーに所属し年に数回演奏会を行うほか、毎週日曜日には筑波バプテスト教会にて礼拝音楽を担当。

山本明〈やまもと あきら〉1949年生まれ。自由学園最高学部理科卒業。高エネルギー物理学研究所(現・高エネルギー加速器研究機構)技官として就職し、同助手に就任後に東京大学より論文博士号取得。同助教授を経て1996年に同教授。日本で超伝導技術応用が黎明期であった1970年代より、超伝導技術を応用した加速器ビームラインや物理実験装置開発への取り組みを始め、その後も一貫して超伝導先端技術開発を推進。欧州合同原子核研究機構(CERN)、米国・NASA等との国際的な協力の展開を通して、粒子加速器・物理実験、宇宙観測実験などで、要となる先端的な超伝導技術開発を先導する。2003年、KEK低温工学(現超伝導低温工学)センター長。2007年、超伝導技術を基盤とする国際リニアコライダー・国際共同設計チーム(ILC-GDE)にプロジェクトマネージャーとして参画。2012年、KEK・リニアコライダー計画推進室長。2013年、KEK名誉教授、特別教授。2016年、研究員。リニアコライダー・コラボレーション・アジア地域ディレクター及びCERN客員教授を兼務する。趣味は自然と向き合うこと、ものづくり。

写真左:山本明名誉教授/右:柳沢正史教授