有機・生体分子研究用実験ステーション

有機・生体分子に含まれる軽元素の電子状態を調べる

image001.png有機・生体分子研究用実験ステーション全景 (BL-13A)

有機分子を用いたデバイスは最近注目を集めています。有機分子-電極系の電子状態は、電極と有機分子間の電荷移動、配向など様々な要素が関与しており、有機分子と電極界面の物性を知ることは有機デバイスの開発にとって非常に重要です。BL-13Aは、有機分子や生体分子に含まれる軽い元素の電子状態を調べるのに最も適したエネルギー領域 (30~1000電子ボルト)の光を用いることのできるビームラインです。このエネルギー領域はフォトンファクトリーが最も得意とする領域で、世界最高水準の性能を誇ります。高分解能角度分解光電子分光装置が常設され、研究者が所有する装置を持ち込むこともできます。有機薄膜・生体分子とその界面の構造、電子状態、ダイナミクス等の研究が可能です。有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)、有機トランジスタ等のデバイスの高性能化、希少資源代替材料の開発などに威力を発揮します。

ビームライン

BL-13A, BL-28A

関連サイト

BL-13A 有機薄膜研究用真空紫外軟X線分光ステーション

有機薄膜の研究