時間分解X線回折実験ステーション

極微の世界の高速カメラ

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パルスX線とレーザーパルスの同期 (AR-NW14A)

大強度パルスX線を発生するPF-ARでは、100ピコ秒(100億分の1秒)のシャッタースピードを持つ分子動画カメラとして、物質が変化する様子を捉えることができます。このような実験を時間分解実験と呼びます。AR-NW14Aビームラインでは、主に「ポンプ・プローブ」という方法で実験を行います。「ポンプ」とは物質を不安定な状態に変化させる(励起する)ことで、強力なレーザーパルスを物質へ照射することにより実現します。「プローブ」は物質の状態を検出することで、パルスX線を使います。
X線回折法、X線溶液散乱法、X線吸収分光法(XAFS)などさまざまな測定手法を用いて、多彩な物質の分子動画を撮影しています。

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ビームライン

AR-NW14A