2022/05/20 J-PARC プレス発表 物構研 ミュオンをつくるため、黒鉛円板は回り続ける ~日本とスイスの国際協力による挑戦~ KEK物構研では、J-PARCにおいて加速した陽子ビームを黒鉛製のミュオン標的に照射することによって世界最高の質と強度を誇るミュオンビームを…
2022/05/20 プレス発表 物構研 エネルギーは、電流ではなく「摩擦」で失われていた ~電気自動車用モーターの効率化に向けた新発見~ KEK物質構造科学研究所 塚原宙 協力研究員(研究当時は研究員)らの研究チームは、共同でエネルギー損失が少ないモーターの主要部品として使用さ…
2022/05/18 プレス発表 物構研 タンパク質の結晶のほとんどはねじれている! -微小な“ねじれ”の観測に成功- 横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科、KEK、広島大学大学院統合生命科学研究科の研究グループは、世界で初めて、タンパク質結晶に存在す…
2022/05/09 プレス発表 物構研 鉱物が一瞬だけ衝撃を受けるとどうなるか KEK物質構造科学研究所、筑波大学、大阪大学大学院工学研究科、高輝度光科学研究センター、理化学研究所放射光科学研究センターの共同研究グループ…
2022/04/26 プレス発表 物構研 素粒子ミュオンを用いた非破壊三次元元素分析に成功 ―量子ビーム技術と宇宙観測検出器の出会いによる新技術開発― 大阪大学放射線科学基盤機構附属ラジオアイソトープ総合センター特任研究員のキュウ・イーファン博士、二宮和彦准教授、東京大学カブリ数物連携宇宙研…
2022/03/31 トピックス 物構研 素核研 総研大の学位記授与式とSOKENDAI賞および研究科長賞の受賞式が行われました 国立大学法人 総合研究大学院大学(総研大)の2021年度春季学位記授与式が、3月24日にオンライン開催され、高エネ研究科では集まった修了生に…
2022/03/31 トピックス 物構研 2021年度量子ビームサイエンスフェスタをオンライン開催しました【物構研トピックス】 3月7日(月)~9日(水)、2021年度量子ビームサイエンスフェスタがオンライン形式で開催されました。このフェスタは、放射光、中性子、ミュオ…
2022/03/28 トピックス 物構研 クライオ電顕実験棟が完成、引っ越しが始まりました【物構研トピックス】 KEKつくばキャンパスの構造生物学実験準備棟前に建設されていたクライオ電子顕微鏡(クライオ電顕)のための新棟が完成し、3月16日、つくばキャ…
2022/03/25 トピックス 加速器 物構研 素核研 PF-AR測定器開発テストビームラインで初ビーム フォトンファクトリーアドバンストリング(PF-AR)南実験棟に建設された測定器開発テストビームラインで、3月3日初めてのビーム取り出しに成功…
2022/03/11 トピックス 加速器 物構研 いまから40年前の3月、フォトンファクトリーは光を出し始めました 構想の時点から愛称「フォトン・ファクトリー」で呼ばれた学際的な多目的実験施設は、KEKの放射光実験施設として1978(昭和53)年4月に新設…
2022/03/02 プレス発表 物構研 ファンデルワールス力による “つよく”・“しなやか”な新しい結合 -強磁性トンネル接合素子の構成材料として グラフェン二次元物質/規則合金の異種結晶界面に期待- 情報機器でのエネルギー消費増大問題を解決するために、計算機用の高性能な不揮発性磁気メモリ(MRAM)の開発が求められています。
2022/02/15 トピックス 物構研 私にスピンをわからせて! スピンオフコラム ~ プサイとファイ ~【物構研トピックス】 「私にスピンをわからせて!」(わたスピ)からスピンオフしたコラムのコーナーです。 プサイとファイ 物理学、特に量子力学ではギリシャ文字がよく…
2022/02/15 トピックス 物構研 私にスピンをわからせて! スピンオフ問答 ~ 波動関数 たし算がかけ算に ~【物構研トピックス】 「私にスピンをわからせて!」(わたスピ)からスピンオフしたコラムのコーナーです。 本筋のスピンの話からは脱線するけれど、制作過程で飛び出した…
2022/02/15 トピックス 物構研 私にスピンをわからせて! ~第7回転「電子以外のスピンって?」~陽子の巻(中)【物構研トピックス】 前回のあらすじ: わたスピ基礎編卒業を認定された母上と、猫の 源次郎、シュレ子の旅は続く。 母上の次の疑問は「陽子のスピンはどうやって発見さ…
2022/02/07 トピックス 物構研 歯医者×放射光×介護食【物構研トピックス】 「人はものを食べるとき、歯と舌とほっぺの筋肉を総動員して、食べ物を小さくし唾液と混ぜてかたまりにして飲み込みます。この『小さくまとめる』とい…
2022/02/03 J-PARC プレス発表 物構研 非破壊でリチウムイオン二次電池の充電能力劣化の2次元定量分析に成功 ― 電池の長寿命化を阻害する劣化進行箇所を負極材の結晶相毎に検出し定量 ― 新品と劣化品のリチウムイオン二次電池(LIB)に対する中性子線の透過スペクトル解析による結晶構造イメージング(ブラッグエッジイメージング)計…
2022/02/01 トピックス 物構研 超低速ミュオンの夢が花開くとき ~世界初のミュオン顕微鏡 試作機完成へ~【物構研トピックス】 KEKつくばにミュオン実験施設があったころ、研究者たちは加速器から生み出されるミュオンを、さらに鋭く絞れる「超低速ミュオン」にしようと努力を…
2022/02/01 トピックス 加速器 物構研 加速器第六研究系の原田健太郎准教授がLightsources.orgの動画キャンペーンに参加【物構研トピックス】 Lightsources.orgは、世界の放射光施設(自由電子レーザー施設も含む)のさまざまな情報が集約されたプラットフォームです。現在、世…
2022/01/27 トピックス 物構研 野村昌治 名誉教授が日本放射光学会 第5回放射光科学賞を受賞【物構研トピックス】 元KEK理事であり、フォトンファクトリー(PF)でも長く研究主幹を務めた野村 昌治 名誉教授が、第5回 日本放射光学会 放射光科学賞を受賞し…
2022/01/21 J-PARC プレス発表 物構研 次世代太陽電池材料が高効率性を発揮するメカニズムを解明 -ミュオンによる観測・評価法を活用、 より高効率で低コストの材料開発へ期待- 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 J-PARCセンター 概要 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 …
2022/01/14 J-PARC プレス発表 物構研 ヒドリド超イオン導電体の発見 分子科学研究所の小林玄器 准教授、東京工業大学の菅野了次 特命教授、高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所の神山崇 名誉教授、大友季…
2022/01/07 トピックス 物構研 【1/9放送】小惑星リュウグウ試料分析についてテレビ番組「ガリレオX」で紹介されます【物構研トピックス】 小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰ったリュウグウ試料の分析が進められています。2021年6月からはフォトンファクトリーおよびJ-PARC M…
2022/01/06 トピックス 物構研 物構研ユーザーの有馬孝尚教授が2021年度仁科記念賞を受賞【物構研トピックス】 東京大学大学院新領域創成科学研究科の有馬孝尚教授(兼 理化学研究所 創発物性科学研究センター・強相関量子構造研究チームリーダー)が、2021…
2022/01/05 プレス発表 物構研 放射光源設計の新機軸 – ハイブリッドリングによる放射光2ビーム同時利用 – 大学共同利用機関法人高エネルギ-加速器研究機構(以下「KEK」)の物質構造科学研究所と加速器研究施設が共同で運営する放射光実験施設フォトンフ…
2022/01/04 トピックス 物構研 総研大 物構専攻のNur Ika Puji Ayuさんが高エネルギー加速器科学研究科長賞を受賞【物構研トピックス】 2021年9月、総合研究大学院大学(総研大)高エネルギー加速器科学研究科 物質構造科学専攻の Nur Ika Puji Ayu さんが、高エ…
2021/12/17 イベント 物構研 【2022年1月7日~8日開催】第6回 文理融合シンポジウム 量子ビームで歴史を探る ー加速器が紡ぐ文理融合の地平ー のお知らせ KEK物構研では、ユニークな特徴を有するJ-PARC MLF(MUSE)の世界最高強度の負ミュオンビームの優位性を生かし、文化財をはじめとす…
2021/12/16 トピックス 物構研 第5回 文理融合シンポジウム「量子ビームで歴史を探る」を開催しました【物構研トピックス】 第5回 文理融合シンポジウム 量子ビームで歴史を探る ー加速器が紡ぐ文理融合の地平ーを、2021年9月9日(木)〜9月10日(金)にオンライ…
2021/12/10 トピックス 物構研 クライオ電子顕微鏡の実験棟を建設中【物構研トピックス】 タンパク質の構造を調べるためのクライオ電子顕微鏡(クライオ電顕)がKEKに設置され稼働を開始してから3年半が経過しました。学術機関のみならず…
2021/12/09 J-PARC トピックス 物構研 中性子科学研究系の瀬戸 秀紀 教授が日本中性子科学会 学会賞を受賞【物構研トピックス】 物構研 中性子科学研究系の瀬戸 秀紀(せと ひでき)教授が、2021年度の日本中性子科学会 学会賞を受賞しました。受賞テーマは「中性子散乱の…
2021/12/09 プレス発表 物構研 共鳴トンネル効果を用いたモットトランジスタの原理検証に成功 ~次世代デバイスの実現に向けて~ モットトランジスタは、高性能で消費電力の低いトランジスタが実現できることから、次世代デバイスの有力候補として盛んに研究されています。モットト…
2021/12/08 J-PARC プレス発表 物構研 ディープラーニングによって大幅な統計ノイズの低減に成功~中性子実験の測定時間を1/10以下に短縮、新規材料開発等に貢献〜 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター/大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所の青木裕之研…
2021/12/07 トピックス 物構研 PFユーザーの横浜国立大学 薮内直明教授らが、水系リチウムイオン電池の開発に成功しました【物構研トピックス】 フォトンファクトリー(PF)ユーザーの横浜国立大学 工学研究院 藪内 直明 教授らは、ドイツ ミュンヘン工科大学や物質・材料研究機構、住友電…
2021/12/03 J-PARC プレス発表 物構研 ナトリウムイオン電池の負極材料開発に光 -ハードカーボン中のナトリウムイオン拡散を観測- 総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センター 大石 一城 副主任研究員、杉山 純 サイエンスコーディネータ、東京理科大学理学部第一部応用…
2021/12/02 トピックス 物構研 エレクトライドとは…【物構研トピックス】 元素は周期表上で炭素(C)、ケイ素(Si)などを含む第14族(下図の黄色の列)より左に行くほど正イオンになりやすく、安定な第18族を除いて右…
2021/11/24 プレス発表 物構研 高速データ解析で極薄膜物質の原子配列解析を加速 〜全反射高速陽電子回折における新しいデータ解析法の導入〜 鳥取大学工学部機械物理系学科・同大学同学部先進機械電子システム研究センターの星健夫准教授らの共同研究グループは、測定データに対する新しい解析…
2021/11/18 トピックス 物構研 超分子ナノ(メゾ)サイエンスと量子ビーム【物構研ハイライト】 「ナノ」という言葉は、最近では小さいという意味でも使われるようになリました。ナノは国際単位系(SI)のさまざまな単位の前につける言葉(接頭辞…
2021/11/18 J-PARC プレス発表 物構研 鉄シリコン化合物における新しいトポロジカル表面状態 -ありふれた元素を用いたスピントロニクス機能の実現- 東京大学大学院工学系研究科の大塚悠介大学院生(当時)、金澤直也講師、平山元昭特任准教授、理化学研究所創発物性科学研究センターの十倉好紀センタ…
2021/11/17 プレス発表 物構研 C-配糖体の安定な炭素ー炭素結合を切断する酵素の機能と立体構造を解明 本研究では、腸内細菌と土壌細菌の双方から、C-配糖体の炭素ー炭素結合を切断する酵素を発見し、その機能を解析しました。このような酵素が土壌細菌…
2021/10/28 プレス発表 物構研 新しい半導体物質「硫化ホウ素シート」の生成に成功 硫化ホウ素シートは、ホウ素と硫黄から構成される原子4層の厚みの二次元状に広がった物質で、優れた熱電特性や水素吸蔵特性を示すことが理論的に予測…
2021/10/27 トピックス 共通基盤 加速器 物構研 素核研 大学共同利用機関シンポジウム2021を開催 大学や企業の研究者に研究資源や実験装置などを提供している4つの大学共同利用機関がその研究内容を紹介する「大学共同利用機関シンポジウム2021…
2021/10/27 プレス発表 物構研 金属が破壊する瞬間に出現する不思議な原子配列を発見 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所の丹羽尉博技師、高橋慧博士研究員、一柳光平研究員、阿部仁准教授、…
2021/10/19 トピックス 物構研 第9回対称性・群論トレーニングコースをハイブリッド開催しました【物構研トピックス】 合宿さながらの熱い授業で知られる「対称性・群論トレーニングコース」 が、この秋やっと再開しました。 物構研の量子ビームユーザーには物質構造研…
2021/10/18 プレス発表 物構研 岡山県産鉱物「逸見石」が示す新奇な磁性 -特徴的な結晶構造が量子力学的なゆらぎを生み出す― 我が国ではこれまで140種類を超える多くの新鉱物が発見されていますが、サンプルの稀少さから、固体物理学の視点で物性研究をした例は多くありませ…
2021/10/13 トピックス 物構研 2021年夏の研究系技術職員仕事体験をオンライン開催しました【物構研トピックス】 KEKでは8月31日から3日間の日程で、「2023年4月採用高エネルギー加速器研究機構研究系技術職員 仕事体験」をオンライン開催し、全研究…
2021/10/05 プレス発表 物構研 昆虫のさやばね内部に十字型の影をもつ球晶構造を発見 タマムシやオサムシ、コガネムシなど昆虫の外骨格は美しい構造色(微細構造によって光の干渉や散乱が生じて発色する現象)を示します。これは、主とし…
2021/09/30 プレス発表 物構研 極めて安定な天然赤色色素を分解できるバクテリアを発見 〜新たな糖代謝酵素の同定〜 カルミン酸は、コチニールカイガラムシという甲虫の一種が作る天然の赤色色素で、食品や化粧品、医薬品の着色に広く利用されています。この色素は、糖…
2021/09/27 トピックス 物構研 物構研ロゴ商標登録のお知らせ【物構研トピックス】 物質構造科学研究所(物構研)では、2012(平成24)年春に物構研の4つの量子ビーム(放射光・中性子・ミュオン・低速陽電子)をモチーフにロゴ…
2021/09/24 トピックス 物構研 MLFミュオンS2実験エリアの調整運転を開始しました【物構研トピックス】 J-PARC 物質・生命科学実験施設(MLF)第1実験ホールにある表面ミュオンビームライン(Sライン)では、ミュオニウムの精密分光実験へ向け…
2021/09/22 プレス発表 物構研 放射光でついに見えた磁気オクタポール 〜熱を電気に変える新たな担い手〜 物質中の電子が持つスピンを起源とする高い熱電変換効率や大きな異常ホール効果は、これまで電子スピンが揃った状態でのみ起こると考えられてきました…
2021/08/30 KEKエッセイ 物構研 【KEKエッセイ #48】ああ、海外出張‥ 新型コロナウイルスの感染拡大で私たちの生活がさまざま変化しましたが、なかでも大きく変わったことの一つが、海外との行き来が不自由になったことだ…
2021/08/27 トピックス 物構研 計算を中心としたバイオ分野の筑波大-KEK連携セミナーを初めて開催しました【物構研トピックス】 KEK 物構研 構造生物学研究センター(SBRC)と筑波大学 計算科学研究センターは、つくば地域における構造生物学と計算科学の連携の強化を目…
2021/08/18 トピックス 物構研 遠隔的に剥離・解体可能な光応答性エラストマーの開発 —貼って繋げて光ではずせるゴム状新素材— 東京大学大学院総合文化研究科の岡美奈実(博士後期課程2年)らは、光刺激を作用させることで粘弾性を遠隔操作できる光解体・再生式網目状物質(PR…
2021/08/10 プレス発表 共通基盤 物構研 素核研 逆転の発想「ラビ振動分光」でミュオニウム原子を精密に測定 原子分光は構成粒子の性質を精密に調べる有力な手段です。レーザーなど電磁波の周波数を少しずつ変え(掃引)ながら共鳴のピークを探し、共鳴曲線を描…
2021/07/29 プレス発表 物構研 希少な元素を使わずにアルミニウムと鉄で水素を蓄える ―水素吸蔵合金開発の新たな展開を先導― 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST)(理事長 平野俊夫)量子ビーム科学部門関西光科学研究所の齋藤寛之グループリーダー、国立大学…
2021/07/28 プレス発表 物構研 水系リチウムイオン電池実用化のカギを握る濃厚リチウム塩水溶液の液体構造を解明 新潟大学自然科学系(理学部)の梅林泰宏教授、東京理科大学理工学部の渡辺日香里助教(研究当時、新潟大学大学院自然科学研究科博士後期課程在学)、…
2021/07/27 トピックス 物構研 総研大の三木 宏美さんがNestlé Young Scientist Awardを受賞【物構研トピックス】 7月12日〜14日にオンラインで開催された国際会議、6th International Conference on Food Oral Pr…
2021/07/27 トピックス 物構研 電気通信大学の大学院生がJ-PARC MLFでミュオン実験を体験しました【物構研トピックス】 電気通信大学 大学院 情報理工学研究科 基盤理工学専攻 博士前期課程1年の吉田 実生(よしだ みお)さんが、J-PARC MLF ミュオン科…
2021/07/26 プレス発表 物構研 最先端超伝導検出器で探るミュオン原子形成過程の全貌 -負ミュオン・電子・原子核の織り成すフェムト秒ダイナミクス- 理化学研究所(理研)開拓研究本部東原子分子物理研究室の奥村拓馬特別研究員、東俊行主任研究員、岡田信二協力研究員(研究当時、現中部大学准教授)…
2021/07/21 プレス発表 物構研 脱窒菌から取り出した亜硝酸還元酵素の構造解析に成功 高精度クライオ電子顕微鏡の画像を解析 環境浄化技術の開発に期待 茨城大学大学院理工学研究科(理学野)の山口峻英助教、高妻孝光教授と、高エネルギー加速器研究機構(KEK) 物質構造科学研究所の千田俊哉教授、…
2021/07/16 プレス発表 物構研 宇宙線のミュオンと中性子が引き起こす半導体ソフトエラーの違いを解明 環境放射線に対する効果的な評価・対策技術の構築に向けて 株式会社ソシオネクストは、高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所、京都大学複合原子力科学研究所、大阪大学大学院情報科学研究科と協力し…
2021/07/06 プレス発表 物構研 被ばく線量が少ない細胞では細胞質への被ばくの有無が生と死を分ける~放射光X線を用いた細胞局所照射技術で解明~ 公益財団法人若狭湾エネルギー研究センター(エネ研)研究開発部 粒子線医療研究室の前田宗利主任研究員、一般財団法人電力中央研究所(電中研)の冨…
2021/07/01 トピックス 物構研 物構研のリュウグウ試料分析特設ページができました ~「はやぶさ2」微粒子分析~【物構研トピックス】 2020年12月にJAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの試料は、2021年6月から1年間、6つの初期分析チームに…
2021/06/25 プレス発表 物構研 次世代有機LED材料の電子の動きを直接観察することに成功〜発光効率低下の原因を解明〜 有機LED(OLED)は、次世代のディスプレー材料として期待されています。中でも、熱活性型遅延蛍光(TADF)と呼ばれる特異な発光を示す分子…
2021/06/04 トピックス 物構研 小天体探査ミッションに選ばれた人 ~東北大学 中村 智樹 教授~【物構研トピックス】 中村智樹教授は、JAXAのはやぶさ2プロジェクト初期分析チームのひとつ「石の物質分析チーム」のリーダーです。中村教授はもともと天文や惑星が好…
2021/06/04 トピックス 物構研 「地球に生命をもたらしたもの」が 小惑星の探査で分かるわけ ~小惑星探査機はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウ試料の分析~【物構研トピックス】 石の物質分析チームは、小さな砂粒に刻まれた壮大な歴史物語を、放射光やミュオンなどをプローブとして読み解く。それは、他のチームの初期分析結果と…
2021/06/03 プレス発表 物構研 H⁻イオンの低温高速伝導を実現 京都大学アイセムス(物質-細胞統合システム拠点) 分子科学研究所 大阪大学 ファインセラミックスセンター 高エネルギー加速器研…
2021/05/28 KEKエッセイ 物構研 【KEKエッセイ #44】加速器と生体分子研究をつなぐ「お皿」のひみつ 2021年春の科学技術週間 オンライン施設公開では構造生物学研究センターの結晶化ロボットの動画を紹介しました。ただ、話が細かすぎて、ロボット…
2021/05/25 プレス発表 物構研 金属を持たない新たな炭酸脱水酵素を発見〜生物が二酸化炭素を変換する多様な仕組み〜 国立大学法人筑波大学 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 概要 炭酸脱水酵素(Carbonic an…
2021/05/10 プレス発表 物構研 志賀毒素の毒性発揮に必要な2つのユニットを共通して阻害する分子を発見―新たなO157感染症治療薬開発に期待― 学校法人同志社 同志社大学 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 …
2021/04/26 プレス発表 物構研 三つの陽子の間にはたらく三体力へのアプローチ 原子核から中性子星まで、統一的な理解にむけて 東北大学大学院理学研究科 大阪大学核物理研究センター 高エネルギ-加速器研究機構 理化学研究所 九州大学 宮崎大学 概要 かつ…
2021/04/16 J-PARC プレス発表 物構研 素核研 「理想の水素原子」で未知の物理現象を探索するミュオニウムのマイクロ波分光実験がスタート 大学共同利用機関 高エネルギー加速器研究機構 J-PARCセンター 国立研究開発法人 理化学研究所 国立大学法人 東京大学 大…
2021/03/25 J-PARC プレス発表 物構研 環境に優しい高効率冷却システムを実現する新酸化物エネルギー材料の発見 -巨大圧力熱量効果による熱制御の実証- 京都大学 高エネルギー加速器研究機構 J-PARCセンタ- 概要 京都大学化学研究所の小杉佳久 博士課程学生、後…
2021/03/17 J-PARC プレス発表 物構研 緒方洪庵が遺した“開かずの薬瓶” 非破壊で解明-ミュオンビームによる医療文化財の分析に成功- 大阪大学 高エネルギ-加速器研究機構 J-PARC 概要 髙橋京子招へい教授(大阪大学総合学術博物館)、髙浦佳代子特任助教(常…
2021/03/04 プレス発表 物構研 電場に追随した強誘電体の電子状態のリアルタイム観測に成功-鉛を使わない環境に優しい強誘電体材料開発に道筋- 概要 広島大学大学院先進理工系科学研究科の加藤盛也大学院生(博士後期課程1年)、中島伸夫准教授らは、東京工業大学科学技術創成研究院の安井伸太…
2021/02/04 プレス発表 物構研 Beyond 5Gに資する低環境負荷な物質・デバイス商用化技術の創出 Society 5.0 for SDGsに資するキーテクノロジー 次世代無線通信システム(Beyond 5G)は、来るべき社会、持続可能性を担保しつつ、必要な人に必要なモノ・サービスが必要なだけ届く快適な社…
2021/02/01 KEKエッセイ 物構研 【KEKエッセイ #38】雑学とサイエンスのはざまで 世界で月間3億人が利用するというQ&Aサイト「Quora(クォーラ)」は、「世界中の知識を共有し、広め深めること」をミッションとして掲げてい…
2021/01/25 J-PARC プレス発表 物構研 希土類を含まない世界最高クラスの酸素イオン伝導体を発見-燃料電池・センサー・電子材料等の開発を加速- 東京工業大学 理学院 化学系の八島正知教授らの研究グループは、従来の材料を凌駕する世界最高クラスの酸化物イオン伝導度(酸素イオン伝導度ともい…
2021/01/15 プレス発表 物構研 量子液晶と関係した新しい超伝導状態を発見 東京大学大学院新領域創成科学研究科の向笠清隆大学院生、松浦康平大学院生(研究当時)、橋本顕一郎准教授、芝内孝禎教授、同物性研究所の上床美也教…
2021/01/15 プレス発表 物構研 副作用原因タンパク質hERGチャネルと薬剤の複合体構造を明らかにすることに成功-重篤な副作用の回避にもクライオ電子顕微鏡解析が役立つ- 千葉大学、高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所、企業5社(Axcelead Drug Discovery Partners…
2021/01/13 KEKエッセイ 物構研 【KEKエッセイ #37】協奏的な量子ビーム利用で物性発現機構を探る いま、空前の量子ブームです。そのきっかけの一つが、2019年10月にグーグルが「量子超越を実現した」という論文を公開し、量子コンピューターへ…
2021/01/08 J-PARC プレス発表 物構研 中性子寿命の謎、解明に向けた新実験が始動-第3の手法により中性子寿命問題の解明に挑む- 高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所の三島賢二特別准教授、猪野隆講師、市川豪研究員らのグループは、名古屋大学、東京大学、京…
2020/12/25 プレス発表 物構研 軟X線渦ビームのらせん波面の観測に成功-磁性体中のトポロジカル欠陥構造に対する新たな観測手法- 東北大学大学院理学研究科の石井祐太助教、分子科学研究所 山本航平研究員、高輝度光科学研究センター(JASRI)放射光利用研究基盤センター 横…
2020/12/11 プレス発表 物構研 X線回折パターンからの対称性予測における知識発見-熟練者の勘・コツの定式化に成功- 高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所 量子ビーム連携研究センターの小野 寛太 准教授、総合研究大学院大学 高エネルギー加速…
2020/12/01 KEKエッセイ 物構研 【KEKエッセイ #34】草競馬場→ゴルフ場→高エ研 KEKのつくばキャンパスはもともと使われていないゴルフ場だった。そのころの住所は茨城県筑波郡大穂町。筑波研究学園都市の建設が決まり、その土地…
2020/11/30 J-PARC プレス発表 物構研 発光イメージングを用いてミュオンビームの分布計測に成功:ビームの精度管理や素粒子研究への応用に期待 名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻の山本誠一教授、平野祥之准教授、大阪大学大学院理学研究科化学専攻の二宮和彦助教、高エネルギー加速器…
2020/11/24 J-PARC プレス発表 物構研 原子空孔の配列を制御する新手法の発見 京都大学アイセムス陰山洋連携主任研究者(兼工学研究科教授)、同工学研究科高津浩特定講師、同理学研究科北川俊作助教、同石田憲二教授、東京工業大…
2020/11/11 プレス発表 物構研 微小な磁気渦の内部変形が引き起こす渦の配列変化 次世代メモリの情報担体の候補として注目されている磁気スキルミオンは、数十ナノメートル(nm、1nmは10億分の1メートル)程度の渦状の磁気構…
2020/11/06 プレス発表 共通基盤 物構研 素核研 陽子ビームにさらされるとチタン合金製のビーム窓がもろくなる原因を解明-RaDIATE国際コラボレーションによる大強度加速器標的・ビーム窓材料開発- ●J-PARC やフェルミ国立加速器研究所(FNAL)などの大強度加速器施設の「ビーム窓」に用いられている高強度の64 チタン合金は、陽子ビ…
2020/10/26 プレス発表 物構研 超精密中性子集束ミラーによる電極界面のナノ構造解析技術の実用化-測定精度の劇的な向上に向けた大きなマイルストーン- 高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所の山田 悟史 助教、根本 文也 特任助教(研究当時)、堀 耕一郎 共同研究研究員らのグ…
2020/10/22 トピックス 共通基盤 加速器 物構研 素核研 大学共同利用機関シンポジウム2020を開催 大学や企業の研究者に研究資源や実験装置などを提供する大学共同利用機関が集まってその研究内容を紹介する「大学共同利用機関シンポジウム2020~…
2020/10/08 プレス発表 物構研 新奇な磁性トポロジカル絶縁体ヘテロ構造の作成に成功-磁性とトポロジカル物性の協奏現象に新たな知見- 東京工業大学 理学院 物理学系の平原徹准教授は、分子科学研究所の田中清尚准教授、広島大学放射光科学研究センターの奥田太一教授、日本原子力研究…
2020/09/24 イベント 物構研 第37回PFシンポジウム(代替開催) 新型コロナウイルス感染症拡大への対応として開催を取り止めた第37回PFシンポジウムおよび2019年度PF-UA総会について、9月27日(日)…
2020/09/17 プレス発表 物構研 酸化物ナノ構造に現れる新しい電子相の発見-二酸化バナジウムを用いたモットトランジスタ開発に新しい知見- 二酸化バナジウム(VO2)は室温付近で巨大な金属・絶縁体転移を示すことから、次世代デバイス材料として盛んに研究されている機能性酸化物の一つで…
2020/09/07 プレス発表 物構研 隕石衝突の規模を鉱物から探る- 高強度レーザーで再現した隕石衝突の瞬間を超高速X線撮影- 概要 高エネルギー加速器研究機構(KEK)、筑波大学、熊本大学は、KEK の放射光実験施設フォトンファクトリーアドバンストリング(PF-AR…
2020/08/11 プレス発表 物構研 世界初!「マランゴニ対流」による分子のリズミカルな運動を観測 生命活動をつかさどるリズムの起源に迫る 概要 近畿大学理工学部(大阪府東大阪市)、東京学芸大学(東京都小金井市)、高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所(茨城県つくば市)、…
2020/08/07 プレス発表 物構研 正負のミュオンで捉えたイオンの動き-Liイオンの動きを、負ミュオンで確認、正ミュオンで詳細観察- 概要 一般財団法人総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センターの杉山 純サイエンスコーディネータ(高エネルギ-加速器研究機構 物質構造科…
2020/07/22 J-PARC プレス発表 物構研 J-PARCにおける大強度陽子ビーム制御技術の開発-非線形光学を駆使したビーム整形法でターゲットの損傷を軽減、施設の安全運転に貢献- 概要 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(理事長 児玉敏雄、以下、「原子力機構」)J-PARCセンター(センター長 齊藤 直人)の明午 …
2020/07/21 プレス発表 物構研 先端X線分析により原発事故由来の不溶性セシウム粒子の生成・放出過程を解明 概要 不溶性セシウム粒子(CsMP)は、FDNPPから放出されたRCsを濃集する微粒子であるが、環境中で採取された数が少ないため、その形成・…
2020/07/15 KEKエッセイ 物構研 【KEKエッセイ #29】チコちゃんは知っていた!ゴムはなぜ元に戻るのか タイヤやスポーツ用品、免震材料など日常のさまざまな場面で使われるゴム。引っ張ると伸びて、緩めると元に戻るのはなぜか、を理解するには物理学の知…
2020/07/02 プレス発表 物構研 スピンのねじれが起こす電子の変位を発見-マルチプローブが明らかにするマルチフェロイックの微視的発現機構- 概要 東北大学 多元物質科学研究所の大学院生 石井祐太氏(研究当時。高エネルギー加速器研究機構(KEK)博士研究員を経て現在は東北大学大学院…
2019/07/16 トピックス 物構研 日本学士院賞を永嶺謙忠KEK名誉教授が受賞 KEK名誉教授の永嶺謙忠さんが日本学士院賞を受賞しました。火山など巨大な物体の内部構造を探る手法を開発するなど、ミュオンによる学際的科学を発…
2018/10/01 KEKのひと 物構研 【KEKのひと #37】夫婦の信念「生涯第一線の研究者でいたい」 坂部知平(さかべ・のりよし)さん 放射光科学研究施設・フォトンファクトリー(PF)では、加速器から発生する明るく波長の短い光・放射光で、物質や生体高分子を原子のスケールで観察…
2018/06/21 J-PARC KEKのひと トピックス 公開講座 物構研 【KEKのひと #32】性能の良い電池をつくるには? 米村雅雄(よねむら・まさお)さん 最近私たちの生活で欠かせないツールとなってきたスマホやパソコン。気が付いたら「電池がもうすぐ切れそう!」ということもよくあります。より長く使…
2018/06/15 J-PARC KEKのひと トピックス 公開講座 物構研 【KEKのひと #31】水素で世界は変えられるか 池田一貴(いけだ・かずたか)さん 元素表で最初に出てくる水素。シンプルなつくりで、変幻自在のこの元素は、世界を変える可能性を秘めているといいます。水素に魅了され、研究を続ける…
2018/02/20 KEKのひと トピックス 物構研 【KEKのひと #27】「生きている」とはどういうことか? 安達成彦(あだち・なるひこ)さん 生きているとはどういうことなのか。その果てしなく大きな謎に、DNAやタンパク質というナノサイズの小さなものを研究することで迫ろうとするKEK…
2018/02/14 KEKのひと トピックス 物構研 【KEKのひと #26】「知識と技術で総合的に役立ちたい」中村惇平(なかむら・じゅんぺい)さん プログラミングや図面の製作など、さまざまな専門技術を持った技術職員が活躍するKEKで、物理系のバックグラウンドを持つ技術職員。「実験結果を見…
2018/02/01 トピックス 物構研 チョコレイト・サイエンス@蒲郡市生命の海科学館を開催【物構研トピックス】 愛知県の南東に位置する蒲郡市は、それぞれに獲れる魚介が異なる漁港を複数持つ「海のまち」で、いまは「蒲郡みかん」の季節です。 蒲郡市生命の海科…
2018/01/31 KEKのひと トピックス 物構研 【KEKのひと #24】「研究を支える仕事、ドンピシャ」 石井晴乃(いしい・はるの)さん 物質・生命の構造やしくみについて放射光を使って明らかにする研究を行う放射光科学研究施設(フォトンファクトリー、PF)。その研究を支える技術職…
2018/01/16 KEKサイエンスカフェ トピックス 物構研 【KEKサイエンスカフェ】12月「放射光で輝く!女性研究者 ~日本放射光学会 市民公開講座・プレ企画~」【物構研トピックス】 12月のサイエンスカフェは、1月につくばで開催の日本放射光学会 市民公開講座のプレ企画です。つくば在勤の研究者が週替わりで出演しました。 市…
2017/09/13 KEKのひと 物構研 【KEKのひと #16】「研究と向き合い、人と出会う」酒巻真粧子(さかまき・まさこ)さん 歴史上の出来事や、目の前の現象、なぜこうなっているのだろうかと、物事の背景を考えるのが好きだ。競争は苦手。 ゆっくりとひとつひとつ考えを組み…