計測システム開発研究

極限性能を持つ計測機器の要素、システムの研究開発維持教育を通し素粒子原子核実験へ貢献を行っています。また、独自開発及び学際領域における技術融合・改良を積極的に取り込みより先端の実験を可能にする計測機器開発を行っています。

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目的・ビジョン

素粒子原子核実験では、"現象を解明するための目"としての光、粒子線検出のための計測システムが必要です。それに要求される性能は、高位置・高時間精度、高感度、大面積、低消費電力、大容量高速データ処理、高耐放射線性です。これらの極限性能を持ったシステムの実用化を目的とし、独自の研究開発のみでなく、産学官連携も含む研究開発を行っています。

概要

誰も見たことがない世界を見るためには検出器、信号処理エレクトロニクス、コンピュータ分散処理等の複数の要素技術とそれらをつなぐための技術(高密度実装、データ転送等)の改良・開発が必須であり、それが先端的であればあるほど、研究者自身で開発実用化することが研究の成否を左右します。現在では素粒子原子核研究のみならず加速器を使用した物質生命科学研究でも、世界中の研究者が計測システムの開発とそれを用いた研究にしのぎを削っています。

広帯域、分散センサーネットワークをキーワードとして、高位置・高時間精度、高感度、大面積、低消費電力、大容量高速データ処理、高耐放射線性を持つ計測システムを複数の実験グループと共同で開発しています。使用している技術は広範囲にわたっているため、3つのサブグループ(プロセス、エレクトロニクス、エンベディッド)がそれぞれの案件で協力し合いながらプロジェクトを遂行しています。

研究で得られた成果は、Open-It(オープンソースコンソーシアム)に置ける教育、実習等においてアカデミック分野に解放し、広く活用されています。また社会にはKEKベンチャー等を通して成果物の還元を行うよう努力しています。

今後この活動を続けることで、先端的な研究と成果の普及・教育を両立させ、素粒子原子核実験への直接的な寄与のみでなく、学際領域・産学連携の活動を通し関連コミュニティの活性化を図ることで、知識・人材の交流から発現する多くのニーズとシーズを基に、極限性能を達成できる計測システムの研究を進めていきます。

補足説明

Open-It(オープンソースコンソーシアム):計測システム構築のための技術を持った研究者間のネットワークである。個々の研究者/研究グループの持っている個別ノウハウの共有を行いながら、実験プロジェクトから研究者を受入れ、共同研究、教育を行い、先端的開発と技術ノウハウの普及を計っています。

関連するWebページ

エレクトロニクスシステムグループ http://www-esys.kek.jp/
Open-It(オープンソースコンソーシアム) http://openit.kek.jp/
物質構造科学研究所 計測システム開発室
http://pfwww.kek.jp/KeisokuSystem/project/index.html
測定器開発室
http://rd.kek.jp/

関連する研究施設

Open-It(オープンソースコンソーシアム)  http://openit.kek.jp/