第1回元村有希子のScience café「分からないけど知りたい!宇宙の始まり」が開催されました

2017年6月2日

毎日新聞科学環境部長の元村有希子さんが宇宙の始まりを問いかけ、KEK素粒子原子核研究所の後田裕教授が解説するScience café「分からないけど知りたい!宇宙の始まり」が6月1日(木)、東京都千代田区にある毎日新聞東京本社(パレスサイドビル)の毎日ホールで開催されました。約80名人が参加し、元村さんと後田さんのやりとりを聞き入っていました。会場からは笑い声や拍手がわき起こるなど、終始和やかな雰囲気の中で進行しました。

当日の様子が「毎日メディアカフェ」で紹介されています。一部を引用します。

毎日メディアカフェのイベント、元村有希子のScience café「分からないけど知りたい!宇宙の始まり」が6月1日、毎日新聞社B1の毎日ホールで開かれました。

毎日新聞東京本社の元村有希子科学環境部長が専門家から科学の話題について聞くシリーズ企画の第1回で、後田裕・高エネルギー加速器研究機構(KEK)教授をゲストに招きました。後田さんは新型加速器「SuperKEKB」で作り出した素粒子の振る舞いを観察し、宇宙創成期の物質誕生の謎に迫るプロジェクトを主導しています。

元村さんは「どうして、第1回に素粒子を選んだ理由は分かりますか。科学雑誌業界では、売れ行きが落ちると、素粒子をやるというのがあります。それは素粒子のことを分かりたいと思って買う。ところが、分からないので、次に出た時、今度こそ分かるかなと思って買ってくれるからだそうです」とユーモア混じりに話を始めました。そして、蛇のぬいぐるみを持ち出しました。後田さんに、「宇宙の大きさは」「銀河は」「太陽系は」と聞いて、蛇の途中に印を付けていきます。最後の質問は「素粒子の大きさは」。そして、蛇の頭と尻尾をつなげました。「ウロボロスの蛇」です。ウロボロスの蛇は古代ギリシャの「自分の尻尾を飲み込む蛇」を図案化したもので、自然の階層性や、宇宙と素粒子がつながるものであることを示しています。

続いて、後田さんが茨城県つくば市のKEKに建設中の「SuperKEKB」について説明しました。以下はその要約です。

素粒子は宇宙を構成する最小の単位です。狭義は最も小さい構成単位ですが、広義には中間子や陽子などの複合粒子も入ります。素粒子の研究は宇宙の始まりを研究することにもなります。
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蛇のぬいぐるみを使って自分の尻尾を飲み込む「ウロボロスの蛇」を紹介

話題提供をする後田裕さんと進行役の元村有希子さん

後田裕さん・KEK素粒子原子核研究所教授

元村有希子さん・毎日新聞科学環境部長

会場からも多様な質問が寄せられました