春のキャンパス公開を行いました

2017年4月25日

KEKでは4月22日(土)、巨大な実験施設「Bファクトリー」と「フォトンファクトリー」を間近に見ることができる見学ツアーなどの春のキャンパス公開を実施しました。全国の研究機関や大学で、各種科学技術に関するイベントなどを実施する「第58回科学技術週間」の一環です。

キャンパス公開では、宇宙初期に起こったはずの極めて稀な現象を再現し、未知の粒子や力の性質を明らかにするBelle II測定器と、加速器から発生する明るく波長の短い光「放射光」で、物質や生命を原子のスケールで観察するフォトンファクトリー(PF)の見学ツアーを行いました。Belle II測定器では、数年にわたるアップグレードを終え、いよいよ本格稼働に向けて動き出す測定器を前に、来場者が記念撮影をしていました。PFでは、放射光を活用した身近な実用例の説明に多くの人が熱心に聞き入り、技術的な質問をする来場者も見られました。

フォトンファクトリー(PF)の見学の様子

Belle II測定器の見学の様子

また、お茶を飲んだりお菓子を食べたりしながら気軽に科学の話を聞くことができる「サイエンスカフェ」も3講座開催。はじめに「スイーツ対決!銃弾を止めるのはどれ?」と題し、KEK物質構造科学研究所の瀬戸秀紀教授が、やわらかいもの(ソフトマター)の粘弾性について解説。次に、KEK共通基盤研究施設の文珠四郎秀昭教授が「身近な水と環境のお話」と題して、複数のメーカーの飲料水を使って紅茶を入れ、水の安全性について話しました。また、KEK素粒子原子核研究所の三原智教授の「ミューオン稀崩壊探索で探る素粒子標準模型の彼方」では、ミューオンやその研究の最前線について紹介しました。カフェは立ち見が出るほどの満席で、来場者は興味深そうに聞いたり、質問をしたりしていました。


ほかにも、液体窒素で冷やした超伝導体が磁石のレールを滑走する超伝導コースターの実演が行われ、家族連れの方などに好評でした。

サイエンス・カフェの様子

サイエンス・カフェの様子

サイエンス・カフェの様子

家族連れに好評の超伝導コースター

22日は499名の方が来場、科学技術週間期間中の4月17日から23日までの見学者数と合わせて、全体で約722名にご見学いただきました。恒例の一般公開は9月3日に開かれます。
また、KEKサイエンスカフェは毎週金曜日夜にBiViつくばでも開催しています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

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一般公開