TYLスクール理系女子キャンプを開催しました

2017年04月17日

2017年4月17日

理系分野を目指す女子高校生を対象に「TYLスクール理系女子キャンプ」が4月3、4日、KEKつくばキャンパスで開かれました。科学に興味をもってもらえるよう、第一線の女性研究者との交流などを行うもので、毎年開催しており、今回で6回目です。

キャンプでは、東京大学宇宙線研究所の苔山圭以子氏や物質・材料研究機構の御手洗容子氏、フランス・ソレイユ研究所のMarie Emmanuelle Couprie氏らを講師に、全国から30人が参加しました。科学実験や女性研究者による講義、大型実験施設の見学、パネルディスカッション、懇談などを行いました。

卵落とし実験の様子

卵落とし実験の様子

講義の様子

科学実験では Egg Drop(卵落とし実験)を行いました。参加者は、割り箸、紙コップ、アルミホイルなど、用意された材料で、最高13mから落下させても卵が割れない工夫を凝らした装置・包装を考えました。話し合いや試行を重ねて、グループごとに独創的なアイデアで挑戦。最後は、すべてのチームが成功しました。

講義では、苔山氏が重力波とは何か、どう検出するのか、重力波天文学とはなにかなどを分かりやすく解説。米国の重力波検出器プロジェクト「Advanced LIGO」 に参加した時の海外生活についても語りました。「好きな仕事を自分で選び、人生を楽しんで」が参加者へのメッセージでした。御手洗氏は高温で使われる金属材料の研究をしており、研究の経歴や現在リーダーを務める国家プロジェクト、子育てなどについてユーモラスに語り、会場は笑いに包まれていました。Couprie 氏は英語で講演。高強度の電場が得られるピコ秒の自由電子レーザー(FEL)と加速器について、これまでの研究内容やフランスでの学生生活を語り、生徒たちと熱心に質疑応答をしました。

講義の様子

加速器体感ツアーの様子

集合写真

加速器体感ツアーでは、「SuperKEKB主リングトンネル内」、「筑波実験室(BelleⅡ検出器)」、「PF(フォトンファクトリー)」、「ATF(先端加速器試験施設)・STF(超伝導リニアック試験施設)」の4つのコースに分かれて見学し、KEKではどのような研究をしているのか知ってもらい、現場で働く研究者や技術者の話を聞きました。

参加者からは「同じ歳の同じ進路を目指している仲間と出会えて、これからも頑張りたいと思った」「学部のことなど、大学のパンフレットには載っていないような具体的な話が聞けて、進路の視界が広がりました」などの感想が寄せられました。

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