KEKキャラバン、9月は滋賀、岩手、大阪、茨城に派遣

2015年10月22日

2015年10月22日

KEKでは学校や社会施設などで行われる授業のサポートとして、地方自治体、NPO等の団体が企画する講習会や勉強会などに講師を派遣しています。9月は滋賀、岩手、大阪、茨城で実施しました。

滋賀県立水口東高等学校で講演する藤本 順平 講師9月1日(火)、滋賀県立水口東中学校・高等学校(滋賀県甲賀市)において、「宇宙のなぞを解く物理学」と題する講演を実施し、中学3年生~高校2年生33名が聴講しました。

講演はKEKの紹介のほか、宇宙のなぞとく物理学のはじまり、原子説の紹介を実施。加速器の役割とKEKの加速器について解説し、標準理論についても説明しました。最後に、欧州にある欧州合同原子核研究機関(CERN)についての紹介も行いました。

講演後のアンケートでは、「建築学や電子工学、その他様々な分野もからまって物理学を研究できるのだな、という点が特に気になった」、「物理で宇宙?と思いましたが、NASA顔負けの施設で素粒子をつくるということに衝撃を受けました」などの感想がありました。

岩手県水産会館での講演の様子9月2日(水)、岩手県水産会館(岩手県盛岡市)において、「宇宙の謎をとく国際リニアコライダーとは」と題する講演を実施し、一般の方、60名が聴講しました。

講演は「素粒子ってなに?」の解説からスタート。素粒子と宇宙の深い関係やE=MC2の式の意味するものを説明しまし。また、ヒッグス粒子の解説やILCのしくみについて紹介しました。

アンケートでは、「未知の物質を見つける(確認する)ことで、我々の宇宙の素性が判るという言葉が印象に残りました」、「ILCの早期建設、期待してます」などの感想がありました。

9月2日(水)には、もう1件の派遣を実施しました。岩手大学(岩手県盛岡市)において、同大工学部の工学ガールズが小学生高学年を対象とするILC出前授業の模擬授業を参観しました。授業内容について検証を行い、小学生に授業を行う際の注意点などの指摘しました。

一関図書館での講演の様子9月12日(土)、一関図書館(岩手県一関市)において開催された「いちのせき サイエンスカフェ」において、「宇宙誕生の謎に迫るILC」と題する講演を実施し、一般の方およそ20名が参加しました。

アンケートでは、「見えている姿だけが『本当』ではないという言葉が印象に残りました」、「素晴らしい研究の裏側には数々の実験データ等、たくさんの努力があることを知ることができました」などの感想がありました。

大阪府立北野高等学校で講演を行う住友 洋介 博士研究員9月12日(土)には、もう1件の派遣を実施しました。大阪府立北野高等学校(大阪府大阪市)において、1、2年生197名を対象に「宇宙の始まりへの思考旅行」と題する講演を実施しました。

講演では、近年の目覚ましい宇宙観測をもとにして、明らかになってきた宇宙の構造について説明しました。現在の宇宙加速膨張に必要なダークエネルギーと、宇宙背景放射から明らかになりつつあるインフレーションを説明。これらの未知のエネルギーの由来を真に理解するのには超弦理論による理解が重要になることの解説を行いました。

講義後のアンケートでは、「わからないことは多々あるが、徐々にわかってきていることもあって宇宙の始まりが解明されてきていることがわかって何となく嬉しかった」、「点では説明できない宇宙の広がりを、弦で考えると説明がつくという超弦理論はおもしろいなと思いました」などの感想が寄せられました。

茨城県立竜ヶ崎第一高等学校での講演の様子9月19日(土)、茨城県立竜ヶ崎第一高等学校(茨城県龍ヶ崎市)において、1、2年生10名を対象に、「宇宙のなぞをとく物理学」と題する講演を実施しました。

KEKの紹介からはじまった講演では、宇宙のなぞをとく物理学のはじまりや原子説についての紹介しました。加速器の役割とKEKの加速器について解説し、標準理論についても説明。最後に、欧州にある欧州合同原子核研究機関(CERN)についての紹介も行いました。

アンケートでは、「宇宙にはまだ隠されたことがあることに驚いた」、「今やっている物理がこんな、宇宙等の身近でかかわりがあるということを教えていただきました」などの感想がありました。

関連サイト

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