駐日ドイツ連邦国公使参事官がKEKを訪問

2015年7月14日

6月24日(水)、駐日ドイツ連邦共和国大使館のシュテファン・メープス(Stefan Moebs)公使参事官とアンドレアス・キルヒナー(Andreas Kirchner)参事官がKEKつくばキャンパスに来訪しました。山内正則機構長による挨拶と岡田安弘理事による機構紹介のあと、ドイツのマックスプランク研究所のクリスチャン・キースリンク(Christian Kiesling)教授から素粒子物理学の基礎とKEKで行われているBelle II実験の簡単な説明を受けました。 その後、SuperKEKBプロジェクトに向けたアップグレード作業を行っている実験棟2箇所を見学しました。

1つ目の筑波実験棟ではキースリンク教授がBelle II測定器の説明とドイツグループが研究開発を行っている崩壊点検出器と衝突点のビームパイプの説明を行い、2つ目の富士実験棟では古屋貴章教授がSuperKEKB加速器の説明を行いました。また、クール(Kuhr)教授とヘック(Heck)博士が、Belle II 実験のソフトウェア開発や国際的なGRIDコンピューティングにおけるドイツグループの役割の説明を行いました。

その後、ドイツグループの研究者と一緒に昼食を取りながら、KEKでの研究や生活の様子、Belle II実験のような国際的な共同研究をよりよくするための意見交換を行いました。

Belle II実験はKEKつくばキャンパスで行われる電子-陽電子衝突型加速器実験です。 世界23カ国から約600名の研究者が参加する国際協力実験で、ドイツからは12の大学や研究機関から約100名が参加。 粒子が崩壊した位置を精密に測定するため、Belle II測定器の最内層に設置される崩壊点検出器と衝突点のビープパイプの開発に携わっています。

キースリンク教授は、「メープス公使参事官とキルヒナー参事官との意見交換は、とても建設的かつ協力的なものでした。 彼らはBelle II実験に対するドイツグループの情熱と献身、また日本をはじめとする諸外国のグループとドイツグループとの間のすばらしい共同研究の現状を知り、とても感心していました。また、ドイツ大使館としても、KEKでの実験遂行のため、ドイツグループに対して効果的かつタイミングよく最大限の協力をしたいと保証してくれました」と述べていました。