「科学と音楽の響宴2014」を開催

2014年11月27日

2014年11月27日

11月22日(土)、ノバホール(茨城県つくば市)にて、今年で第8回目となるレクチャー&コンサート「科学と音楽の響宴2014」を開催し、約640名の方が来場されました。

「科学と音楽の響宴」は、2005年の世界物理年でノーベル賞受賞者の小柴昌俊博士の講演とアインシュタインが愛したヴァイオリンのコンサートを組合せた催しをきっかけに、2007年より一般の方々に科学をより身近に感じていただけるよう、KEK、つくば市、つくば文化振興財団の共催により実施しているものです。

第1部の講演会は「新しい粒子線治療」と題し、筑波大学附属病院長で脳神経外科がご専門の松村明教授が加速器技術を応用したホウ素中性子捕捉療法(BNCT)や陽子線療法などについて解説しました。粒子線治療は、KEKの陽子ブースターシンクロトロン加速器を用いた陽子線治療の臨床研究が1983年から2000年にかけて行われるなど、KEKの研究活動の基礎となる加速器の研究開発の歴史と密接な関係があります。今回の講演では、医療と工学のチームが協力して進めている最新のBNCTに関する研究開発の様子などを、動画を交えてわかりやすくご説明をいただきました。

第2部のコンサートでは、世界的なヴィオラ奏者である今井信子氏、マイア・カベザ氏(ヴァイオリン)、ガブリエル・カベザス氏(チェロ)による弦楽三重奏版『ゴルトベルク変奏曲』(J.S.バッハ作曲、ドミトリー・シトコヴェツキー編曲)の演奏が行われました。演奏予定時間を延長し、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロが織りなす高度な弦楽アンサンブルを深く味わうプログラムとなりました。冒頭の32小節のアリアから、さまざまな変奏が美しく展開されていった後、曲の終わりにアリアが再び現れると、舞台照明がゆっくりと消えて行き、余韻の中で静かな終わりを迎えました。1時間15分にも及ぶ素晴らしい演奏に会場からは大きな拍手と歓声が送られました。

講演中の松村明氏

演奏中の今井信子氏(右)、マイア・カベザ氏(左)、ガブリエル・カベザス氏(中央)

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科学と音楽の響宴

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