清泉女学院の生徒4名、KEKで職場体験

2014年09月04日

2014年9月4日

8月12日(火)、神奈川県清泉女学院中学高等学校の高校1年生4名が職場体験学習のため本機構を訪れました。

今回の職場体験では、Belle実験とKEK加速器について重点的に学ぶとともに、若手の研究者たちと話す機会を設け、最前線の研究現場を実感してもらいました。

午前中は筑波実験棟を見学してBelle測定器の構造と各検出器の役割について学習し、Belle実験による成果が2008年のノーベル物理学賞授賞に大きく貢献したことについて説明を受けました。
生徒たちは、巨大な測定器を間近に見て圧倒された様子でした。展示棟ではBelle実験で使われているシリコン半導体検出器の実物や透明なエアロゲルを手にとって観察し、様々なテクノロジーが組み合わさって大規模実験が成り立っていることを学びました。

昼食にはBelleグループ所属の若手女性研究者が同席し、高校生の時にどんなことを考えて進路を選んだか、どんな高校生活を送っていたかについて話が弾みました。生徒たちも、自分たちの今後の進路選択を考える上で参考になったようでした。

午後はKEKB加速器トンネルを見学し、実際にトンネル内を歩きながら、加速器で使われている電磁石や真空ポンプの仕組みについて、加速器グループ所属の若手研究者から説明を受けました。その後、富士実験棟でBelleII実験開始に向けて準備が進んでいるTOP検出器とCDC検出器を見学し、その仕組みを学習しました。CDC検出器の組み立てには、一年近くかけて手作業でワイヤを張る必要があると聞いて、生徒たちは驚いていました。

最後に、Belleグループに所属する外国人ポスドク研究員へのインタビューを行いました。生徒たちには、事前に英語での質問を考えてきてもらいました。日本人研究者の助けを借りながら、生徒たちが自分で「国際共同実験をするメリットはなんですか」「どんな時にやりがいを感じますか」といった質問を英語で行いました。外国人研究員からは、「様々な文化的背景や価値観を持った各国の研究者と一緒に仕事をすることで、新しいものの考え方に出会える」「日々出会う小さな問題を解決していくことを積み重ねて、大きな成果にたどり着くことにやりがいを感じる」という答えをもらい、生徒たちは興味深く頷いていました。

Belle検出器の見学の様子

KEKB加速器の見学の様子

※ 職場体験とは

職場体験は、文部科学省が推進する学習活動です。生徒が直接働く人と接することで、学ぶことや働くことの意義や生きることの尊さを実感し、生徒が主体的に進路を選択決定する態度や意志、意欲など培うことを目指しています。

関連サイト

KEK職場体験
文部科学省中学校職場体験ガイド

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