2013年07月23日

七夕講演会「昔むかしの宇宙のお話」開催される

2013年7月23日

7月7日(日)つくばエキスポセンター2階にて七夕講演会が開催されました。七夕講演会は日本天文学会が2009年から毎年実施しているもので、「全国同時七夕講演会」の企画の一環として、高エネルギー加速器研究機構とつくば科学万博記念財団及び新学術領域「宇宙創成の物理」を主催として実施されました。会場には小学生を中心として50名を超える方が参加されました。

七夕講演会では、郡 和範(こおり かずのり)KEK素粒子原子核研究所研究機関講師と松村 知岳(まつむら ともたけ)KEK素粒子原子核研究所助教の二人が講演を行いました。

郡氏は「とっても小さかった!生まれたての宇宙」と題して講演。七夕伝説の話題をきっかけに、銀河やダークマター、ダークエネルギーなどに触れ、宇宙のはじまりに起こったと考えられているインフレーションを主に紹介しました。特に、宇宙の地平線問題や平坦性問題、ゆらぎなどについて解説しながら、どうしてインフレーションが起こったと考えられているかについて分かりやすく説明していました。

一方、松村氏は「宇宙のはじまりを見るにはどうするの??」と題して講演。宇宙のはじまりを探る鍵となる宇宙マイクロ波背景放射(CMB)について冒頭で解説し、「どこで、どうやってCMBに残されたインフレーションの痕跡を見るのか?」という視点でチリのアタカマ砂漠で行われているPOLARBEAR(ポーラーベア)実験はじめCMB実験の現場や、望遠鏡に使われている検出器について主に紹介していました。

会場の様子

講演後、参加者の質問に答える郡氏と松村氏

このように郡氏は理論の観点から、松村氏は実験の観点から話題提供を行い、宇宙のはじまりを探る研究について講演しました。また、研究の面白さや勉強の大切さについても触れ、子供達に研究者が身近に捉えられるような工夫がなされました。
講演後も小学生の参加者が講師に個別に質問に来る様子も見られ、参加者の宇宙への関心の高さが現れていました。

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関連サイト

全国七夕講演会2013 HP
新学術領域研究「背景放射で拓く宇宙創成の物理 インフレーションからダークエイジまで」
KEK理論センター 宇宙物理学グループ
KEK CMB実験グループ
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