2013年01月29日

J-PARC高運動量ビームラインのハドロン物理に関する研究会 開催

2013年1月29日

2013年1月15日(火)から18(金)の4日間、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の小林ホール(16、17日は3号館1階セミナーホール)にて「J-PARC高運動量ビームラインのハドロン物理に関する研究会」が開催され、国内外から約90名の参加がありました。

高運動量ビームラインは茨城県東海村の大強度陽子加速器施設J-PARCにあるハドロン実験施設内に建設予定の新しいビームラインで、高エネルギー加速器研究機構が最優先に進めるプロジェクトの一つとして現在準備が進められています。「クォークが本来持っている質量に比べ、なぜハドロンが重いのか?」というハドロンの質量の起源に迫るような研究をはじめ、原子核物理学・素粒子物理学の研究を大きく進める研究施設として期待されています。

この研究会では、現在提案されているプロジェクトの他にも、どのようなハドロン物理学に関する研究が行えるのかということを中心に、実験と理論の研究者がその可能性を提案し、活発な議論が行われました。

研究会の様子。活発な議論が行われました。

Belle II測定器へと高度化中のBelle測定器を見学する参加者

17日には、高エネルギー加速器研究機構のつくばキャンパスで進められている新しいプロジェクトSuperKEKBのため、高度化作業中のKEKB加速器とBelle測定器の見学が行われました。Belle測定器を用い行われたBelle実験では、従来のハドロンの枠組みでは説明できないエキゾチックハドロンを見つけ出すなどの成果がありました。高度化され実施されるBelle II実験ではエキゾチックハドロン研究の一層の深化が期待されており、高運動量ビームラインと相補的な役割を果たすと考えられています。

今回の研究会をきっかけに、実験と理論の連携により高運動量ビームラインを最大限に生かしていく道筋が拓かれていくことが期待されます。

参加者の集合写真

関連サイト

J-PARC高運動量ビームラインのハドロン物理に関する研究会 HP
高運動量ビームライン
KEK理論センター J-PARC分室
大強度陽子加速器施設 J-PARC ハドロン実験施設
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