KEK公開講座「暗黒の世界~ダークマターとダークエネルギー~」開催される

2012年07月17日

2012年7月17日

公開講座の様子6月30日(土)小林ホールにてKEK公開講座が開催されました。KEK公開講座はKEKの研究で蓄積された知見を一般の方に広く紹介し、興味関心を持っていただくことを目的に毎年実施しています。今年度は2回の開催が予定されており、その第1回目となります。今回のテーマ「暗黒の世界~ダークマターとダークエネルギー~」に関して二つの講演がありました。

最初の講演は「ダークマターを探せ」との題で、野尻美保子(のじりみほこ)KEK素粒子原子核研究所教授が行いました。野尻氏はダークマターが存在すると考えられるようになったいきさつとその性質を説明し、CDMS実験やXenon100実験をはじめとした世界で実施されているダークマター探索実験を紹介しました。

二つ目は「宇宙のダークエネルギーとは何か?」との題で、郡和範(こおりかずのり)KEK素粒子原子核研究所助教が講演を行いました。2011年ノーベル物理学賞を受賞したサウル・パールムッター博士、アダム・リース博士、ブライアン・シュミット博士の3氏の研究成果を中心に、ダークエネルギーの説明やダークエネルギーが宇宙の加速膨張に果たす役割を紹介しました。

今回の公開講座には180名以上の方にご参加いただき、講演後も質問者による長蛇の列ができるなど、ダークマターやダークエネルギーといった話題への関心の高さが伺えました。

講演を行う野尻美保子教授

講演を行う郡和範助教

関連サイト

KEK公開講座
KEK理論センター
過去の公開講座資料など