西川哲治先生記念シンポジウム開催される

2012年01月04日 トピックス

2012年1月4日

2011年12月16日(金)、KEKの小林ホールにて西川哲治先生記念シンポジウムが開催されました。西川先生は日本における高エネルギー物理学の第一人者であり、高エネルギー加速器研究機構の前身である高エネルギー物理学研究所の設立に尽力、放射光施設の設置にも貢献しました。本シンポジウムは2010年12月に逝去された先生の業績を記念するもので、およそ120名が参加しました。

菅原寛孝元KEK機構長は西川先生の生い立ちの紹介をはじめ、高エネルギー物理学研究所が「大学共同利用機関」という研究所の形をとることになった経緯を説明しました。また、尾崎敏名誉教授は「西川先生と高エネルギー物理学研究の国際化」と題し、日米科学技術協力事業の話題を中心にKEKが国際的な研究所となる礎を築いた功績を紹介しました。

また、トリスタン加速器や陽子リニアックの開発、シンクロトロン加速空洞の開発など西川先生が携わった施設に関して、髙﨑史彦理事、山崎良成名誉教授、影山達也教授がそれぞれを紹介しました。最後に講演を行った木村嘉孝名誉教授は「西川先生と日本の高エネルギー加速器」と題して先生の自筆の資料を紹介しながら、KEKにおける加速器の発展について説明し、加速器と先生の関わりの深さを示しました。

山崎名誉教授は「多くの人が先生の薫陶を受けました。それによって、KEKは世界に通用するような研究所になったと思います」と述べ、西川先生の与えた影響力の大きさを偲んでいました。

nishikawa_image_01.jpg冒頭、鈴木厚人KEK機構長による挨拶が行われました

nishikawa_image_02.jpg西川哲治先生との思い出を振り返る菅原寛孝元KEK機構長

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