世界各地のBelle Ⅱ実験研究者、KEKに集結

2011年12月22日

11月16日(水)から20 日(日)の4日間(※1)、第10回Belle Ⅱコラボレーションミーティングが開催されました。Belle II(ベルツー)実験に携わる約200名の研究者が、世界18の国と地域からKEKに集結しました。このミーティングは毎年3回開催されるもので、7 月に名古屋大学で開催された会議に続き、今年3回目の開催です。

belle2_image_01.jpg冒頭、Peter Krizanリュブリァナ大学教授より会議の概要について説明がありましたBelle IIの国際共同実験グループ(Belle II コラボレーション)には、17の国と地域から約400名の研究者が参加しています。今回のミーティングから、ドイツ電子シンクロトロン研究所(ドイツ)やマラヤ大学(マレーシア)、山形大学(日本)、ハノイ物理学研究所(ベトナム)、北京大学(中国)が新たにコラボレーションに加わっており、会議初日にBelle II実験代表者であるリュブリャナ大学(スロベニア)のPeter Krizan 教授がこれら5機関を紹介しました。

今回の会議では、高エネルギー加速器研究機構での開催という点を生かして「現場ミーティング」が行われました。これは、高度化作業中のBelle II測定器を実際に見ながら研究者同士で議論を行い、今後の検出器開発につながる情報共有を図るものです。8月に取り外されたBelle測定器時代のシリコンバーテックス検出器やビームパイプの展示も行われ、Belle II測定器に入れるものではどのような点が異なってくるかについて展示を見ながら議論されました。

belle2_image_02.jpg高度化作業中のBelle Ⅱ測定器を前に現場ミーティングが行われました

belle2_image_03.jpg8月に取り外されたシリコンバーテックス検出器が展示されました

また、今回の会議には、イタリア国立核物理学研究所(INFN)のFrancesco Forti ピサ大学教授も招かれました。INFNでは「SuperB(スーパービー)」と呼ばれるプロジェクトが進められています。このプロジェクトはKEKで進められている「SuperKEKB(スーパーケックビー)プロジェクト」の素粒子実験であるBelle II実験にとってはライバルにあたります。しかし、素粒子物理研究では、研究推進の目的を果たすためには、たとえライバルプロジェクト同士であっても情報交換を行うことが重要です。

会議開催期間中の18日(金)にはSuperKEKB開始記念式と祝賀会が行われました。Belle II コラボレーションミーティングの参加研究者も出席し、プロジェクトの成功を祈念しました。

※1 今回は18日(金)にSuperKEKB開始記念式が開催されたこともあり、Belle IIコラボレーションミーティングは、16日(水)から17日(木)、19日(土)と20日(日)の4日間の開催となりました。

belle2_image_04.jpg会議参加者の集合写真

関連サイト

Belle II 実験
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