【高校生等実習受入事業】全国から高校生がKEKを訪問

2011年08月25日 トピックス

夏休みに入り「高校生等実習受入事業」の高校生らのKEK訪問がラッシュを迎えています。7月下旬は、千葉市立千葉高等学校、大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎、岩手県立水沢高校、栃木県立宇都宮女子高等学校の4校の生徒が、相次いでKEKを訪れました。

実習プログラムは、解体中のBelle測定器やKEK加速器、放射光科学研究施設(PF)、機械工学センターなど、KEKの施設を見学と、放射線を肉眼で見ることの出来る装置「霧箱」の製作から構成されており、学校によってはKEKの研究者の講義も行われ、盛りだくさんの一日を過ごしました。

7月22日(金)は、千葉市立千葉高等学校の1年生32人が訪れました。千葉高校の実習参加はこれで2回目になります。引率の小原稔先生によれば、KEKでの実習参加をきっかけに、素粒子論や宇宙論に興味を持って進路を決定した生徒がいたそうです。今年の参加者も「宇宙のことに関心を持てました」「実験をしているところを見てみたかったです」などと感想を述べる生徒も多く、加速器を塚他研究に対する関心が喚起されたようです。

7月27日(水)には、大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎の1年生19名が来訪しました。天王寺高校も昨年に続く実習への参加となります。参加生徒らは「もっと見学や講義の時間が長くても良いと思いました」「未知の物質が解明できるなら、ぜひ参加したいと思いました」などと述べ、難しい内容ながら楽しく学んだ様子でした。

7月28日(木)は、岩手県立水沢高等学校の2年生24名がKEKを訪れました。参加者の中には中学生の時にもKEKを見学したことのある生徒もいて「3年前よりも施設や講演について理解することができ、とても楽しかったです」とより理解を深めたようです。初めて訪れる参加者の中には「施設の巨大さに圧倒されました」と、多くの生徒が加速器の大きさに驚いていました。

7月29日(金)は、栃木県立宇都宮女子高等学校の2年生19名が訪れました。「加速器や測定器がアーティスティックで驚きました」と、女性ならでは、の視点からの感想が聞かれました。霧箱製作の実習に加え「研究者の道」と題した講義も行われ「研修がなければ多分全く興味を持たなかった分野。今回の研修ですこし興味を持てました」「研究者は皆楽しそう」と、多くの生徒が今回の研修が進路の参考になったとコメントしています。

KEKでは、学校では体験しがたい研究の現場を肌で感じとるとともに、ものつくりなどの体験から自然科学への興味をもつきっかけとなることを目的として、毎年実習を希望する中学校・高校を募集しています。今年度は17校がKEKを訪問する予定です。