SuperKEKBリング

SuperKEKB加速器

目的・ビジョン

KEKB加速器の性能の40倍である、8×1035cm-2s-1をめざして改造を進めているのがSuperKEKB(スーパーケックビー)加速器です。

概要

SuperKEKB計画では、KEKB加速器と同じ衝突型加速器で、70億電子ボルト(7GeV)の電子と40億電子ボルト(4GeV)の陽電子を衝突させ、ビームの衝突点を囲むように Belle II(ベル・ツー)測定器が設置されます。

衝突型加速器の性能(自動車での馬力のようなもの)はルミノシティーという数値で表されますが、高エネルギー加速器研究機構では既にKEKB加速器でこのルミノシティーの世界記録を保持しています。

この加速器を置くべきトンネルや多くの設備はKEKB時代のものを用いていますが、新しいアイディアを盛込んで次のステップの加速器をめざしています。

現在、2014年の運転開始を目指して建設が進められています。SuperKEKB加速器を使った実験では、現在の素粒子物理学の基盤である「標準理論」を超える結果が得られると期待されています。

補足説明

ルミノシティーという数値は1秒間あたりの素粒子反応の頻度を決めるもので、ビームを構成する粒子の数に比例し、ビームを輪切りにした時の断面積に反比例します。したがって、いかにたくさんの粒子をビームの中に入れるか、いかにビームを細くできるかが成功のカギとなります。ビームの断面はとても薄い楕円形をしていますが、SuperKEKBではその楕円の高さ(薄さ)が1マイクロメートル以下、つまりナノメートルの単位ではかるような極小の値になります。研究者はこうしたビームを用いた加速器を「ナノビームスキームの加速器」と呼んでいます。

関連するWebページ

Belle II 実験 http://belle2.kek.jp/ 英語(研究者向けサイト)
Belle実験 http://belle.kek.jp/welcome/ 日本語(一般向けサイト)
http://belle.kek.jp/ 英語(研究者向けサイト)
SuperKEKB http://www-superkekb.kek.jp/ 英語(研究者向けサイト)

関連する施設

KEKB加速器