高強度ピコ秒THzパルスによる物質制御とFELパルスによる有機微結晶のアブレーション

  • 分類 加速器セミナー
  • 開始 2015/01/28(水)13:30
  • 終了 2015/01/28(水)15:00
  • 会場 4号館1階セミナーホール
  • 講演タイトル
  • 講演者 永井正也 (大阪大学)
  • 言語 日本語/Japanese
  • 連絡先 陳 栄浩 (5268)
  • ウェブサイト
  • 食堂・売店 /0

概要

近年の超短パルスレーザー技術と非線形結晶を用いた波長変換技術の進歩に伴い、
電場振幅がMV/cmでパルス幅がピコ秒の高強度テラヘルツ(THz)光が容易に得られるようになった。
この電場強度は物質中の内部電場(数MV/cm)に匹敵し、電子の集団励起や高速駆動、
AC電場-物質結合状態などの研究が盛んに行われている。
大阪大学産業科学研究所では、レーザーベースのTHzパルス光源よりもさらに
高強度の電場が得られるピコ秒の自由電子レーザー(FEL)パルスを有している。
FEL光を集光した際の最大電場振幅は理想的な状況下で10MV/cmであり、
AC電場で加速された電子の運動エネルギーはUp=e^2|E|^2/(4mω^2) = 394eVに達する。
したがって全く新しい電子、イオン、分子の超高速駆動や新しいAC電場-物質結合状態が期待できる。
本発表では超短パルスレーザーベースのテラヘルツ光源を用いた非線形分光のトレンドを
紹介し、またFELパルスによる非熱的な分子解離とアブレーションについて報告する。