RENKEI

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RENKEI(REsources liNKage for E-scIence)プロジェクトは、文部科学省の受託研究として国立情報学研究所を中心に行われているプロジェクトです。KEKは、「マルチグリッドミドルウェア環境下でのアプリケーションインタフェースに関する研究」を分担しています。

目的・ビジョン

グリッドなどのミドルウエアの違いを吸収し、単一のコマンド体系で異なるシステムを利用するためのソフトウエア階層の開発を行っています。グリッドのみならず、ローカルバッチキューイングシステムや、クラウド技術をも統合し、下位の技術の違いを利用者が意識せずに済むことを目標に研究を行っています。

概要

計算資源を大量に使用する科学分野などでは、ネットワークで結合された計算資源の連携の実現に向けて、研究者による計算資源の共有が進められています。インターネットを介し、単一の計算機システムを利用することは容易ですが、複数のシステムを同時に利用するためには、グリッド技術を利用することが必要となります。グリッド技術を実現するミドルウエアは、地域的に独立に開発が進められたこともあり、完全な互換性が実現されておらず、利用者は異なるグリッドミドルウエアを跨って同時に利用することが現状では困難になっています。

この問題を解決するため、RENKEIでは、国際標準化団体OGF(Open Grid Forum)が進めるSAGA(A Simple API for Grid Applications)を採用した、ソフトウエアの開発を進めています。異なる技術に対してそれぞれSAGAアダプタを実装することにより、その違いを吸収することができます。KEKでは、国産のグリッドミドルウエアであるNAREGIのアダプタの他、複数のジョブスケジューラに対するアダプタの開発を行っています。また、クラウド技術に対するアダプタも開発が進んでいます。

将来の高エネルギー実験は、世界の幅広い地域から多数の機関が参加する事が想定されているため、様々なミドルウエアへの対応が必要となることが予想されますが、RENKEIで開発されている技術を利用することにより、上位のアプリケーション開発が容易に行えるようになります。

関連するWEBサイト

RENKEI http://www.e-sciren.org/
OGF http://www.ogf.org/
SAGA http://saga.cct.lsu.edu/
NAREGI http://www.naregi.org/